「膣がすごくかゆい!どうして?」「この白いポロポロは、なに…?」
カンジダの症状が出始めている人や、ブライダルチェックとして妊娠前の検査や治療を考えている人のために、カンジダ症の基礎情報(原因・症状・検査内容・治療方法)や、体験談をまとめています。
20代前半のとき、急に膣の中が激しくかゆくなりました。生理用ナプキンでかぶれるのとは、まったく違うかゆさなんです。市販のデリケートゾーン用薬を塗っても治まらないので、3日目にしかたなく婦人科に行きました。
診察の結果は、膣カンジダ。膣内がすごくかゆいし、白っぽいチーズの固まりみたいなものがポロポロくっついているので、もう本当に悲しくなって落ち込みました。私の場合は、疲れが溜まっていたことや抗生物質を飲んだことが原因でした。
その後、週に1回の通院治療(名古屋市内のクリニックにこっそりと)。膣剤を入れてもらって、1日でかゆみは落ち着きました。ストレスや疲れが溜まるとカンジダ膣炎になりやすいといわれたので、仕事が忙しくてもリラックスする時間をしっかりとるようにしています。(20代女性・名古屋市)
カンジダと診断されたことがすごくショックで、当時付き合っていた彼にも打ち明けられずにいました(今のダンナですが・・・)。だけど、うつしてしまうこともあるし、思い切って告白!なんとか無事に(?)彼の理解と協力をもらいながら、治療が始まりました。
初めての治療はとても緊張しましたが、3日に1回の膣洗浄と、かゆみと炎症を抑える塗り薬と飲み薬を服用していると、1週間くらいで症状は落ち着きました。
再発をくり返すこともあるようなので、定期的にクリニックには通っています。疲れやストレスが溜まったり、ストッキングなどで蒸れることが多くなったりすると、症状がでやすいそうです。(30代女性・名古屋市)
はじめてカンジダにかかったのは、風邪を引いて39度以上の熱を出したときでした。熱がようやく下がった頃、おしっこをすると尿道に痛みを感じ、痛みがだんだん痒みに変わってきました。
お気楽な私は「発熱のせいかな?」と思っていましたが、その後おりものが増えたり、白いおりものが出たりするので、「これはおかしい」と思い、名古屋市のとある病院にいきました。
病院の先生からカンジダです、と言われて、何を言っているのかよくわからず、「私、カンジダ?」と頭の中で考えていると、性病だと聞かされ驚きました。
カンジダは体調やストレスによってかかるものなので、女性で発症する人は少なくないようです。はじめはビックリしましたが、再発がある病気なので、こまめにクリニックに通っています。(30代女性・名古屋市)
カンジダは性感染症ではなく、酵母カビという私たちの周りにいるカビの一種。性行為で感染する他の性病とは異なり、ストレスや疲労の蓄積、寝不足などが原因で発症します。抗生物質を服用したあとに、カンジダ症になることもあります。ただし、風呂やトイレ、食器の共有などでは感染しません。
カンジダは男女問わず発症しますが、女性のほうがはるかに不快なようです。自然に治ることはないので、いつもと違うおりものが出るようになったら、すぐに病院へ行きましょう。
男性の場合は症状が軽く、性器のかゆみや尿道のわずかな痛み程度。感染の可能性があるときは、発症が起こる三日目以降に、しっかりと検査をしておきましょう。
以下、男女別の症状例です。
【女性】…おりものの増加、嫌なにおい、激しいかゆみ、陰部が真っ赤に炎症
【男性】…亀頭から包皮にかけてのかゆみ、垢の増加、陰部が真っ赤に炎症
女性は産婦人科、男性は泌尿器科でカンジダを検査できます。
女性の場合は妊娠前検査としてのチェックが多く、「培養検査」をします。長い麺棒のようなもので膣内から分泌物を採取し、その中にカンジダ菌が含まれているかを調べます。生理中、妊娠中、妊娠の可能性がある場合は、検査を受けることはできません。
女性の場合は、膣内洗浄・飲み薬・塗り薬で治療します。カンジダ菌の繁殖具合にもよりますが、洗浄は週に1~2回ほど。場合によっては毎日通院するケースもあります。
最近では、通販の検査キットや市販の薬で済ませる方法もありますが、カンジダは自然治癒せず、再発しやすい病気です。妊娠前にしっかりと病院やクリニックで検査・治療することをおすすめします。
このサイトでは、クリニック3選以外にもブライダルチェックを受けられる名古屋市内のクリニックを紹介しています。
ブライダルチェックを受けた人の口コミや私自身の体験談ページもありますので、ぜひ参考にしてみてください。